タイトル | デカメロン (The Decameron) |
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オリジナル言語 | |
初出版年 | 1349 |
出版社 | 河出書房新社 |
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レーベル | 河出文庫 |
翻訳者 | 平川祐弘 |
巻数 | 3 |
各巻の詳細 |
(1) 上 555ページ (2) 中 557ページ (3) 下 533ページ |
どんな作品? → 14世紀のすべらない話
さらに詳しくはYouTubeの動画でお話しますが、簡単に作品の概要を私の言葉で。
ボッカッチョは、ダンテより50年後輩にあたるフィレンツェ出身の作家です。物心ついた頃には既に「神曲」で大作家として名を上げていた同郷のダンテを師と仰ぎ、「神曲」に対抗したと言われることの多い「デカメロン」を書き上げました。
1347年頃からアジアで発生したペスト(黒死病)は、イタリアにも上陸して蔓延し、その猛威はイタリア北部のほぼ全ての住民を死亡させたと言われる。死の恐怖から人々の秩序は乱れてしまった。混乱の最中、人の多い都心を避け、田舎の避難地で秩序を保ちつつも自適に生活していくことに決めた10人の若い男女が、1日にひとり1話ずつ、10日で合計100話の「面白いお話」を次々に物語っていく。
面白そうでしょ(笑)?気になった方はぜひ本屋さんで立ち読みチェックを^^
私のオススメ翻訳は、前回のダンテ「神曲」と同様に、河出文庫の平川祐弘さんの翻訳です。なぜかと言うと、ダンテ「神曲」の翻訳と比較した観点からの注釈が、この読書をより広い視点から楽しませてくれるからです。
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