タイトル | 神曲 (The Divine Comedy) |
---|---|
オリジナル言語 | |
初出版年 | 1308 |
出版社 | 河出書房新社 |
---|---|
レーベル | 河出文庫 |
翻訳者 | 平川祐弘 |
巻数 | 3 |
各巻の詳細 |
(1) 地獄篇 509ページ (2) 煉獄篇 509ページ (3) 天国篇 525ページ |
どんな作品? → 神話ごちゃ混ぜコメディ
さらに詳しくはYouTubeの動画でお話しますが、簡単に作品の概要を私の言葉で。
1300年代序盤、祖国フィレンツェでの政治家活動に夢破れたダンテ・アルギエーリは、祖国を追い出され、帰郷して政治家としての復帰を夢見ながら20年以上にわたる極貧の放浪生活を続ける中、政治的な恨みつらみを織り交ぜつつ、この一大叙事詩を作り上げる。
とても博識であったダンテは、当時伝え聞いていたギリシャやローマなど様々な神話、また、自分自身が信仰しているキリスト教の伝説はじめ、あらゆる伝承をごちゃ混ぜにした世界を想像し、作者本人であるダンテがその世界の地獄・煉獄・天国を遍歴の旅に出る、という内容の100編の歌(詩)から成る作品集を作り上げ、後の文学界に甚大な影響、インスピレーションを今もなお与え続けている。
面白そうでしょ(笑)?気になった方はぜひ本屋さんで立ち読みチェックを^^
私のオススメ翻訳は河出文庫の平川祐弘さんの翻訳です。何十年にも渡ってこの作品を研究されてきた平川さんの訳注と、巻末の多角的な角度からの解説は本当に素晴らしいです。
.